ベビーサインとは?
お手てで会話する育児法
ベビーサインはまだ言葉をうまく話せない赤ちゃんと簡単な手話やジェスチャーを使って、お手ての動きで会話を楽しむ育児方法です。
赤ちゃんにとって声を使って話すことは実はとても難しいことだということを知っていますか?
きちんと発声するためには、口や舌、喉の筋肉を細かくコントロールする必要があるので、話し言葉でしっかりコミュニケーションできるようになるのは、だいたい2歳を過ぎてから。お喋りできない赤ちゃんは、笑ったり、泣いたり、むずがったりして、自分の考えを伝えるしかありません。
でも、ベビーサインならお喋りできるようになる前から、コミュニケーションがとれるようになり、赤ちゃんは喜んで気持ちを伝えてくれるようになります。
赤ちゃんだって色々考えたり、伝えたいことがたくさんあります。
ベビーサインを取り入れて、赤ちゃんとの毎日をより楽しいものにしてみませんか?
ベビーサインのメリット
ベビーサインをお勧めしたいのは、何と言ってもメリットが沢山あるから。
一部を紹介します。
育児が楽になる
ベビーサインを取り入れると、伝わらないからかんしゃくを起こす、泣きわめくという事が減ります。
赤ちゃんもママもお互いにフラストレーションがうんと減ります。 なにより赤ちゃん自ら「オムツを替えて」「食べたい」「痛い」など伝える事ができるので、痛みや不快感など、体調の変化にも気づく事ができ、赤ちゃんの健康管理にも役立ちます。
赤ちゃんとも世界を共有できます
ベビーサインがあれば、ママに質問したり、気づいたことを教えてくれたりします。 赤ちゃんが何に興味を持っているのか、何について考えているのか、そんなことがベビーサインを通して見えてきます。発見があります。
話し言葉の語彙が豊富になる
ベビーサインをしていた赤ちゃんはそうでなかった赤ちゃんに比べると、話し始めた時に使える語彙(言葉)数が豊富であるという研究結果があります。
それはおしゃべりできる前から、物の名前や概念を早くから覚えていくから。
ベビーサインを使っていた子の方が、より長い文章で話すことができたという結果もあります。
コミュニケーション能力が発達する
ベビーサインがあれば、赤ちゃんは自ら話題の発信ができるようになるってこと。
コミュニケーションの楽しさを早くから体験するすることで、周囲の人との対話に積極的になり、ママとの絆も一層強まります。
また、その傾向は小学校に入っても続きます。
パパの育児参加を促す
ママと比べて赤ちゃんと一緒の時間が短いパパ。赤ちゃんと二人っきりになったら、何故泣いているのか分からなくてオロオロ…。
でも、ベビーサインがあれば会話ができます。お留守番も楽勝になるかも。
絵本がもっと楽しくなる
絵本をただ見つめているだけの立場から、ベビーサインを使って絵本の内容を赤ちゃんから、周囲の人へ伝えることができます。
絵本の内容を発信する楽しさが加わり、絵本がもっと楽しくなります。